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食品卸売業の仕事内容と就職をおすすめしない理由3選

就活生

食品業界ってホワイト環境みたいだし、食品卸問屋に就職しようかな?

わっきー

ちょ〜っと待った!!食品メーカーと食品卸売業は全然違うよ!

就活で食品業界に絞って活動していても、リアルな仕事内容まではわかりませんよね。

だからこそ最終的には、えいやっ!と自分の直感で飛び込むしか選択肢が持てなくなってしまいます。

食品業界で言うと「食品メーカー」と「食品卸問屋」を同じくくりで捉えてしまう方も多いと思うのですが、この両者は全くの別物です。

特に食品メーカーに入りたい理由が、ホワイト企業で働きたいという動機であった場合は、卸問屋の営業は向かない可能性が高いです

もちろん選ぶ会社によっては良い環境の会社もあるかもしれませんが、どの会社を選んだとしてもメーカーと比較してハードな仕事環境かと思います。

この記事では食品メーカーに15年勤めた経験のある私の目線から、なぜ食品卸問屋の営業職をおすすめしないかを、理由を3つあげて解説します。

わっきー

問屋の営業とは毎日仕事で関わっていたので、仕事内容は詳しく知っています!

\この記事を書いた人/
  • 食品メーカーの営業を15年経験
  • 東証一部上場の食品メーカーに新卒入社
  • Fラン文系サボり留年から就活成功
  • 更にホワイトな企業に転職成功
  • 優良ホワイト企業探しが趣味
  • 残業減で副業開始→本業収入超え達成
こんにちは!
編集長の
わっきーです
目次

主要な食品卸問屋

全国規模の大手食品卸問屋は以下の6社です。

三菱食品  ・・・売上約2.5兆円
日本アクセス・・・売上約2.1兆円
国分グループ・・・売上約1.8兆円
加藤産業  ・・・売上約1.1兆円
三井食品  ・・・売上約0.8兆円
伊藤忠食品 ・・・売上約0.6兆円

食品メーカーに入社すると、これらの問屋さんとは必ず取引をすることになります

食品卸売業は利益率が極端に低く、上記であげた6社ともに利益率が1%を切る、薄利多売のビジネスモデルです。
※食品メーカーは平均すると5%弱の利益率

この他にも各地方に中小の問屋さんはたくさんありますが、大手以外は基本的に経営が苦しく、近年は大手グループの傘下にに取り込まれることも多いです。

食品卸問屋の営業職の仕事内容

まず、食品卸問屋には主に3つの役割があることを理解しましょう。

①物流を繋ぐ

日本の食品業界では、メーカーの倉庫から小売店に直接トラックで商品を運ぶのではなく、問屋を経由するのが一般的です。

食品メーカー⇨卸問屋⇨小売店

以上のように商品が物流されていきます。

え?なんで直接運ばずに問屋をはさむの?

物流で問屋さんを挟むのは、メーカーや小売店にとってメリットがあるからなんです

例えばメーカーの倉庫にA商品が100個あるとします。

100店舗を持つスーパーは、A商品が毎日1店舗あたり1個づつ売れるので、メーカーに対してこう言います。

小売店

うちのスーパー100店舗に、A商品を毎日1個づつ配送してくれ!

メーカー

え!?商品1個のために毎日自社トラックを100台走らせなきゃいけないの!?めんどくさいし、お金がいくらあっても足りないよ〜

こんな課題を解決してくれるのが食品卸問屋です

問屋はこの場合、メーカーから商品100個を一括で買って倉庫で保管し、各店に1c/sづつ運んでくれます。

もちろん問屋は複数のメーカーの商品を一括で買い付けているので、1台のトラックには各メーカーの商品を何種類も載せて、店舗ごとに運ぶことで物流の効率化をしています。

・小売店としては、1回あたり少ない数の商品を注文できるので、お店の倉庫が商品でいっぱいにならない
・メーカーとしては、何台もトラックを用意したり走らせる必要がない

という明確なメリットがあり、物流が効率化できます。

現代の日本の消費者は

「複数の種類の商品を」「なるべく早く」「少しだけの量でいいから欲しい」

という欲求を持っています。

その欲求に応え、物流の安定化を図るためには食品卸問屋は必要な存在です。

②商流を繋ぐ

商流って何??

商流とは、商品を売り買いした時のお金の流れのことです!

卸問屋が繋ぐのは物流だけではありません。

お金の流れを繋ぐ、金融機能も持っているのです。

 

例えば、メーカーと、100店舗を持つ大手スーパーが問屋を挟まず、直接取り引きをしているとします。

そうするとメーカーも小売店も、各店に1回納品するごとに100店舗分の取引をすることになります。

控えめに言って超めんどくさい

この取引の業務負担を軽減してくれるのが問屋の機能です。

・メーカーは商品を大量に一括で問屋に収めれば取引は1回で済みますし
・小売店も一括で大量に納品してもらえれば取引は1回で済みます

 

そしてメーカーにとっては、問屋を挟むことで得られる商流における重要なメリットがもうひとつあります。

それは「売掛代金の回収」です。

売掛とは「先に商品を納品するよ〜、代金は後払いでいいよ〜」という取引のことです。

食品業界での取引のほとんどは売掛で成り立っています。

 

例えばメーカーと小売店が直接取引していた場合

メーカー

商品100個納品しますね〜。お金は1ヶ月後に払ってね!

小売店

了解!

そして一ヶ月後・・・

小売店

やべー、経営が苦しくなってお金ないぞ・・・

小売店

ゴメン!約束のお金払えなくなっちゃった。倒産するね!

メーカー

えーっ!!商品100個分のお金、損しちゃったよ〜!!

こんなことになったら、目も当てられませんよね。

しかし間に問屋を挟んでいれば、メーカーは小売店からの未回収金のリスクを取らなくて済みます

逆に問屋は小売店が潰れた時のリスクを負いますので、小売店の財務状態を定期的に監視しています。

③人を繋ぐ

物流や商流は、問屋の大きな部分での役割ですが、現場レベルで営業マンがやることがあります。

それは

バイヤーとメーカーを繋ぐ

という仕事です。

具体的に言うと、

・メーカーに見積もりを提出させる
・メーカーにバイヤー商談の案内を流す
・新店や改装の依頼をメーカーに依頼する

などです。

食品バイヤーという仕事も、問屋に負けず劣らず非常に忙しいので、バイヤーは何百社あるメーカー1社1社に連絡したり、やり取りをする暇が基本ありません。

しかし問屋が情報をまとめてくれれば、バイヤーは問屋4〜5社とやり取りするだけで済みます。

余談ですが、バイヤーの接待飲み会の幹事も問屋の営業マンが引き受けることが多いです。

食品卸の営業職をおすすめしない理由3選

ここからはメーカー営業マンの目線から見て、食品卸問屋の営業をおすすめしない理由について解説します。

①とにかく忙しい

おすすめしない理由はこれに尽きます。

問屋は「食品の未来を〜」とか「人を食で繋ぐ〜」とか、そういった立派な理念を掲げる会社ばかりですが・・・

ぶっちゃけ、現場の営業マンは一切そんなこと考える余地もないほど忙しいです

問屋業は仕事で関わる人の数が格段に多いので

・1日に何十回も電話がかかってくる
・メールボックスはパンク状態
・永遠に終わらない仕事

こんな状態が当たり前の日常です。

だからこそ優先順位をつけて「できないことはできない!」とハッキリ言える人でないと、この仕事はできません

主要メーカーのメールや電話には対応するが、売上の低いメーカーには対応しない、などシビアな判断も毎日行います。

優しい人には向かないかもしれません

②プレッシャーが強い

問屋は小売店とメーカーの間に立ってバランスを取る、調整役です。

それだけに

・バイヤーからは常に無理難題をふっかけられる
・メーカーからはこの商品を絶対売り込んでほしい

など、小売店・メーカー双方から強いプレッシャーを受けます。

 

また、冒頭で述べた通り、食品卸売業は、利益率が1%以下と非常に薄利です。

そこに輪をかけて、近年物流費が大きく値上がりし、さらに利益を圧迫しています。

そうなると必然、問屋の営業現場には

上司

もっと利益を出す交渉をしろ!!

という上司からの強いプレッシャーがかかり、0.1%単位で利益を生み出すための、キリキリとした交渉をすることになります。

③残業・休日対応が多い

食品卸問屋の仕事は、単純に忙しいがために残業が多くなりがちです。

最近は働き方改革が進み、早く帰らされる場合もあるかもしれませんが、大体の人は

なんだかんだ言ってサービス残業したり、家に持ち帰って仕事してます

 

また休日についてですが、土日休みであっても、営業相手は土日稼働している小売店です。

そのため

何かトラブルがあれば、土日でも電話がかかって来て対応するハメになります

休日くらい何も考えずゆっくり休みたいですよね

食品業界でホワイト環境を求めるならメーカーを選ぼう

私の経験上、

食品メーカー営業職は、卸問屋や小売店に比べ、ホワイトな環境で仕事ができる企業が多いと言えます

具体的に「食品メーカーはホワイト企業が多い」と言える理由としては、以下となります。

・休みが多く有給が取りやすい
・安定したお給料
・手厚い福利厚生
・働き方改革が進んでいる
・ノルマが厳しくない

まとめ

食品業界の中でも、食品卸問屋の営業職はかなりハードです。

理由としては

・とにかく忙しい
・プレッシャーが強い
・残業や休日が多い

といった点が挙げられます。

ただ、ここまでかなり食品卸問屋の仕事を悪く言ってしまった気がしますが・・・

もちろん食品卸問屋の仕事は世の中に必要な仕事だと思いますし、やりがいを見出して働くことも可能だと思います。

しかし

どうせ働くならホワイト企業でやりがいを持って仕事をしたい

と強く望む方は多いはずです。

自分の希望に沿って、納得のいく道を選んでいただきたいと思います。

食品メーカーの隠れ優良企業はこちら

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